練り上げる
今日は朝夕ともにきっちり稽古出来て気分爽快。とくに夕稽古は3時間ほど出来たから、非常に充実感があるね。
とにかく徹底して基本を行う。絶対に最初からスピードとパワーを入れない。じっくりと練り上げる。
脚がまだ完全ではないから、悪化させずにひとコマでいっぺんに出来るのはこの辺が限度かな。まあ、あせらずゆっくり行こう。
何度か触れたが、怪我をしたおかげで体の仕組み・心身の働きというものがより良く理解できた。
完治した暁には、確実にワンランク上に行っていることだろう。
人間、苦労や遠回りすることで忘れがちな基本に立ち返り、大事なことを学べるんだなあ、としみじみ感じる。
この際言っておくけれど、失敗しないで最短距離を通って上に上がろうなんて、ぶっちゃけ無理だね。
そういう考えで稽古すると、なんかこう、技も顔つきも薄っぺらい人間になるように思うな。
根本から練り上げる、ということの大切さを、遠方に居るわが畏友が強調しているけれど、もうそれしかないんだよな。
世間では「学問に王道なし」という。学問のことはワシャ、よーわかっとらんが、武術には王道がある。
そう、心身を根本から練り上げる、ということだな。
さ〜て、温泉に行って来るか♪