我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

前腕

半休を取れたので練兵館に。金曜の特練会は基本打ちと地稽古の両方がみっちり出来るので嬉しい。毎週来たいものだ。

得物の稽古は身体を練るのに良い。上位の方に懸れれば尚更、良い。久々に佐藤哲通先生にもお相手頂いた。嘉道先生の実弟だから、というわけではないが、哲通先生の剣は格調と強さを併せ持っており、本当にほれぼれする。


稽古後、家内が教えるお嬢様がたとたまごやさんの BAR EGGで合流し、カクテルをいただく。

ついさっきまで、私の前腕部の形状をネタに盛り上がっていたとか。自分では観づらいので写メを撮ってもらう。

なるほど言われてみると面白いな。

たまごやさんのスタッフに「どうすればそんなになるんですか」と聞かれたが、実はよくわからん。

たまごやさんのスタッフブログ:http://www.sake-no-tamagoya.com/blog/tamagoyablog/date/2011/6/4


でも、恐らく・・・であるが、かつて行っていた手と腕と背中を繋げる稽古がこの形状をつくったのだろう。そして、太気拳の稽古、なかんずく高木先生との推手で維持・向上されている。
(註:稽古で作られる部分は、写真でお見せした箇所とは異なります。企業秘密ですので、悪しからずご理解ください)


剣道の稽古で行う竹刀・木刀の素振りもその一助になっているはず。腕の形は結果であり、私にとってはそれによって身に付く機能こそが重要である。


自宅に帰り家内と身体操作の話に。とある舞踏家のメソッドから「推手の腕の遣い方がわかった」とのこと。受けてみると、稽古をして居ないはずなのに明らかに違う質の動きになっている。


掌から前腕・上腕・肩甲骨への連動。太気拳と同じ。そう言えば哲通先生の太刀筋も見事な腕の連動から繰り出されている。

もう寝ようと思っていたけれど二階に行き稽古。静かに身体内部の繋がりを観る稽古に没頭してしまう。んで、この時間(笑)。


んん明日の朝稽古は辛そうだな・・・。