我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

創立20周年富士山合宿


5/25(土)、26(日)は太気拳至誠塾富士山合宿に参加してまいりました。

今回の合宿は太気拳至誠塾設立20周年記念行事としての意味もあり、また、太気拳一門のまとめ役的な立場であらせられる佐藤嘉道先生を招聘するというスペシャルなイベントでありました。

天候にも恵まれ、富士山がきれいであります。「晴れて良し、曇りても良し富士の山 元の姿は変わらざりけり」とは私が尊敬する山岡鉄舟先生が詠んだ歌ですが、やはり、晴れてくれるとうれしいですな。

さて、合宿は富士山麓の森林での立禅からスタート。そして佐藤嘉道先生のご指導へと。ここで私が詳細を書いてしまうと、本部のブログを担当する方々がお困りでしょうから、割愛します。が、備忘録を兼ねて心に残ったお言葉をいくつか記しましょう。


「意が第一」
「イメージや感覚こそ大事。順序ややり方を追いかける限り、僕(嘉道先生)のやっていることは分からないよ」
「順序ややり方にこだわる時点で、一段低い稽古だな」
「神経を入れる。神経が入って研ぎ澄まされないと、単なる運動になっちゃう」


・・・そのほか色々とありましたが、印象に残った一部の言葉だけを記しました。

70歳を目前にした嘉道先生ですが、三年前(2010年)にお越しいただいた時の動きより、さらにレベルアップされていました。動きがレベルアップしただけでなく、攻防練習や推手で手を触れた時の感覚が何とも言えないものになっており、自身の意に反して態勢をくずされ無力化されてしまいました。


二日目は朝稽古の後、5合目付近に良い気場があるということで、皆で出かけました。

富士山をバックにロバート夫妻、アッキーと。

一弾高くなったところを発見したので、片足立禅(独立椿)。

雲海をバックに立禅。


やはり気場の良いところで立禅を組むと力がみなぎりますね。


今回の合宿は運動量そのものは大したことなかったのですが、何しろ指導の密度が高く、目の前で太気拳最高峰の動きが展開されるのですから、情報量がものすごくて私の貧弱な「のーみそ」は疲労困憊している次第です。でも、出来うる限りの集中力で佐藤嘉道先生の動きを脳裏に焼き付けました。手順などは追い切れませんでしたが、動きのフィーリングは目に焼き付けました。

一泊二日とは思えない充実度に大満足です。

太気拳至誠塾の今後の発展に少しでも寄与出来たら、と切に感じている次第であります。佐藤先生、高木先生、心より御礼申し上げます。
ありがとうございました!

佐藤嘉道先生とスリーショット。



太気拳至誠塾栃木支部は、太気至誠拳法太気拳)を学ぶ武術・武道の道場です。武道初心者はもちろんのこと、武術・武道・格闘技で伸び悩んでおられる中級者以上の方も歓迎いたします。また、護身・健身(健康づくり)目的の方の参加もお待ちしております。稽古会場:小山市栃木市宇都宮市上三川町詳細は:http://taikiken-tochigi.jp/practice/
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太気拳とは>
 中国拳法の流れを汲む武術。創始者澤井健一が立禅と命名した「ただ立つだけ」の独特の鍛練法を核とする。

太気拳とは(詳細版):http://taikiken-tochigi.jp/taikiken/

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