我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

推手

本日の稽古会は黒帯および、黒帯が視野に入った人たちが参加されました。

基本技の復習と、前手での打法(ミット)、相対練習(約束組手・推手)を。

推手は聴勁をメインにやわらかく行った後、攻防を入れる。

攻防を入れると意地の張り合いになりがちだが、推手はあくまで理法の修練と体の練りを磨くもの。

理を失って勝つくらいなら、きれいに崩されたほうが良い。

もっとも、私も意地の張り合いや力勝負は嫌いじゃないんで、悟り済ましたことを言う気はないんだけれどね(笑)。

だんだんと、いい稽古が出来る人が出てきているのは嬉しいです。この調子で行きましょう。