我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

ビバ!安全靴

左足親指の爪が剥がれてしまったが、包帯とテープで押さえておいたのでだいぶくっついている。昨日は靴が履けずに左足だけサンダルだったが、今日はつま先が広い安全靴を履いて過ごした。

工場内のみならず、会社の行き帰りも犬の散歩もすべて安全靴。つま先にゆとりがある上に、踏まれたりぶつけたりしても大丈夫。もちろん、走ったりはダメだし長距離はまだまだ歩けないが、ある程度の日常生活はOKだ。

これは嬉しい。サンダルだとどうしても工場内は言うに及ばず、踏まれたりぶつけたりがおっかないものだ。

夜の水曜稽古会も安全靴で出掛ける。ガンガン歩法をやりまくらなければ、“それなりに”だが、かなり色々と出来る。気温も下がって来たので動きを増やす。

まずは単独練習。練をしばらくやって、打拳の数稽古。そして二人組を作ってミット打ち。距離感と当て勘の養成を主眼に軽く動く。慌てずに力を入れず、軽く早く、上下が噛み合わさった動きを心掛けてリラックスして行う。

ミット打ちをやってもらうと、やたら強く打ってしまう人が居る。これはもったいない。強く打つことより歩法、身法、手の捌きが噛み合うことが大事。噛み合えば、いつでも強く打つことは出来る。

色々なパターンで打ち込み、それに防御の稽古も加える。小休止の後、推手、そして最後は組手と相成った。私も組手を行う。

ただし、安全靴着用のため蹴りは無し。これは相手のためでもある。私が蹴りを出して命中した時は無論、相手が蹴って来て、それを足で受けたようなケースでもかなり悲惨なことになることが考えられる。

手技限定ではあるが、結構まともな組手になった。

余談ですが、先だってブログに書いたA国人の無礼に対して教育的指導を入れた際にも、たまたま(←ここが大事)安全靴を履いていた。軽い蹴りであったが、十分効いたものである(当たり前ですが)。


怪我して却って戦闘能力が増しているってのも、変な話ですが、ビバ!安全靴!です♪

・・・でも、忘年組手までには治癒しないだろうな(涙)