我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

心理・認識・頭脳

局部の方法ではない

拳とは力を奮い起こすことである。局部の方法ではない(意拳創始者・王薌斎) 今回のCOVID-19の件で、人間の陥りやすい思考パターンなどを観察させていただいている。 稽古に参加していただいているお医者さんより、COVID-19についてお話し伺った。 医師会で…

武術・武道と学問 -その1

皆さん、学問は好きですか?こう聞くと「いやぁ~学問なんてガラじゃないし」「お勉強は、ちょっとねぇ」という答えが返ってくることが、多い。 学問=お勉強、という図式が何となくでき上がっているかのようだ。で、この図式、正しいのだろうか?どう思いま…

拳客商売

近ごろの世の中は戦の恐ろしさが消え果たかわりに 天下泰平になれて生死の意義を忘れ、人それぞれが恐ろしいことを平気でするようになった・・・。なればこそ油断は禁物ということよ。 (劇画版 『剣客商売』金貸し幸右衛門) 最近、池波正太郎先生の『剣客…

お金と時間と認知のゆがみ

苦手なことは、他の人に任せたら良い。 世の中の仕組みが複雑になり過ぎて、どんなに器用で賢い人でも、自分一人で全てに完璧な対応するなんてこと不可能と言っていいんじゃないか?不得手で好きでもないことは、出来るだけアウトソーシングした方がいい。そ…

腎の気と老害

陰陽五行節の五行相生・相克は内臓の働きの関連性にも当てはまる。夏の暑気あたりにおいては、「火」に属する心(臓)のヒートアップを「水」に属する腎(臓)が、いかに抑えてサポートするか、が大きいとされる(心腎相交)。 心腎の交わりに問題が生じてし…

0-100思考

0-100思考というものから出来るだけ離れないと、人の心は安定しないし、幸せになれないように思う。 例えば・・・ 白か黒か。勝ちか負けか。好きか嫌いか。良いか悪いか。 極端から極端に振れる。「かわいさ余って憎さ百倍」という言葉があるが、それなんか…

気配を感じて攻撃をかわす?

昨日、テレビ番組で「達人なら背後からの気配を感じて攻撃をかわせるのか?」というテーマを扱っていた。 背後からの攻撃をかわせる、と謳う武道家三名が被験者となってこのテーマについて検証するという設定。 まずは三人の稽古風景を紹介し、道場において…

天才の構造を知る

才能の足らざるを嘆き、環境の整わないことを愚痴るものは多い。しかし、凡人であっても、天才の構造を知れば今目の前にある壁くらいは、越えられると思う。 たまにテレビをつけてみると、IQ188というとんでもない頭脳を持つ青年・太田三砂貴くんの取材を放…