我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

循環

この週末はブラジル支部のジョゼ君を小山に迎えて、太気拳漬けの時間を過ごした。

彼の質問はなかなか良いポイントを突いていた。私も自分が分かること・知っていることは全て答えた。

ジョゼ君は後輩が入るまで、我が兄貴・福島正道師範のマンツーマン指導を週五回受けたという。


推手の際に地べたに転がされたり首を絞められたりしてへこたれそうに成ると、兄貴は「日本の島村は俺のシゴキにめげなかったから、強くなったんだ!」と叱咤したという。

私は日本人だし武術に関しては「変態」だから問題ないが、ジョゼはよく頑張ったよな〜。

... だって「島村は…」とか言っても会ったこと無いんだから!

ジョゼは「センセイ!いろいろとありがとうございました」と言って居ましたが、俺は兄貴に受けた恩義のほ〜んの1%くらいを返しただけ。

兄貴に直接還すのは無理だから、志がある後進・後輩に出来る限りのコトをする。

俺が出来ることなんてタカが知れているけれど、それしか出来んもの! (^。^)


なんでも循環しないとダメだと思うんだよな。武道を通じて良い循環サイクルを作りたいよね。


金でも何でも1人で抱え込んで居たらつまらんぜ!