我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

幸せの亀さん

不定期連載を考えていた『アラブのプリンス』は、連載形式での掲載を中止します。

理由は・・・あまりに色々あり過ぎて不定期連載ではおっ付かないから。このブログはわしの武活動を軸に書きたいからね。

もっと言うと、本気でこいつ=プリンスのことを書くと、人物が特定されてしまって営業妨害になりかねないからっていうのもある♪


そんなに酷いのかって?う〜ん。俺が思うに酷いと言うより「飲食店経営に向いていない」っつうことだね。

だってコイツ、ファーストフードを常食しているから、味覚が練り上がっていないんだよ。稽古していない武術家、喧嘩が弱い格闘家みたいなもんで、話にならんよ。

不味いものを出すわけではないが、激戦区を勝ち抜くには特徴がなさ過ぎて厳しい。


それにコイツ、新入りに必要な【舎弟力】がゼロなんだ。

激戦区を生き抜いてきた【兄貴】たちに、教えを請うということが出来ない。こういう【兄貴の店】に飲みに行って教えを請えば、兄貴達は優しく教導してくれるのだが、プライドが意味も無く高いので、それが出来ない。


お姉さんが5人も居る末っ子という家庭環境も影響があるだろうな。

和田アキ子ならともかく、アラブみたいに女が働かない国における【お姉さん子】というのは、男として完全にスポイルされるよな。男は男にもまれて男になるんだから。


閑話休題

家内がハワイに行ったときのこと。かの地で海の神様・幸福をもたらすものとされている海がめを見に行くツアーがあるのだが、浅瀬で白人の男の子がシュノーケリングしていた横や後ろを、カメが何度も通り過ぎたんだとか。


男の子はゴーグルの視界だけ見て、それに気付かない。あんな大きいのがそばを通ったのに・・・。

この子はサ、結局ゴーグルの視界を覗いていただけで、亀なんか探しちゃ居なかったんだよ。

探していたら、そばを何度も通られたら気付くだろ。本気で探すなら、後ろにも目ぇ付けとけって。


この子はすぐそばを何度も通った亀さんを感じ取れなかった。下手にゴーグルなんか付けていたから、浅瀬のカメを見逃した。

でもね、このお兄ちゃんを笑えない人は多いんじゃないか。カメを幸福、ゴーグルを【世間体】や【思い込み】と考えれば、俺が何を言いたいかわかるでしょ。


プリンスもさ、思い切って「飲食店で成功する」という【ゴーグル】を外してみたら良いのに。

こいつが絶対に成功する道を、俺は知っている。ヤツの男気に欠けるチマチマした性格が、生き生きと輝く場を。コイツのそばを、亀は何度も通っているんだけれどナ。俺には見えるんだよ〜。

ここでは書かないよ。


聞きたかったら、プリンス、説法料持って来い!一万円ナ(笑)。