我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

果報は立って待て


先日、富山の小島支部長と電話で話をしていたときに、新入塾生の方が「私どう動いたら良いのか分からなくなりました」と言われた、とうかがいました。


コレ、よ〜く分かります。


私も入塾直後から13か月間、動きがまったく分からなくなってどうしようもない状態が続きました。


どこに動けばいいのか、どう動けばいいのか、本当に分からなくなって真剣に悩んだな。


特に組手。どこに身を置けばいいのかまったく忘れちゃったんだから、話にもなりゃしない。


それでも毎日稽古を欠かさなかったら、急に「来た」。あれには本当に感動したなぁ。


インスタントではムリだけれど、いつかその瞬間は必ず、「来る」。来たときの感動たるや、アータ(笑)。言葉では言い表せない。


果報は立って(站って)待て、ということですな。