我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

指揮官の顔

先ほどのニュースで、東京消防庁ハイパーレスキュー隊の放水活動についての記者会見を見ました。

私は専門家ではないので詳述は避けますが、数値の上では一定以上の効果があったということのようです。

部隊をまとめておられた佐藤康雄さんのお話は非常に的を射ており、またその力強い語り口と清々しい態度に感銘を覚えました。

長いだけでまったく要領を得ない首相の会見とは大違いですね。姿勢も表情も、目力も語り口も、まったくちがう。

現代の英雄たち:http://www.youtube.com/watch?v=p5Wnt5rKLNI&feature=related

普段、厳しい訓練と任務で鍛え抜かれていると、肉体だけではなく脳と神経が鍛え上げられ活性化して行くのだな、と感じます。そりゃそうですね。心身が活性化していなかったら、瞬間的な判断を要する有事の現場で対応できませんから。

管さん、○×院のヅラおじさん、東電の経営陣の皆さん、よく学びなさい。あれが、指揮官の顔です。

勉強が多少出来るだけで人の上に立つなよ。調子に乗っているとコロッケパン買いに行かせるぞ!

想定外をやたらと繰り返すな!地震列島において巨大地震襲来は、想定内の有事じゃないですか?

首相をはじめ政治家の役目は、つまるところ、「国民の身体、生命、財産その他利益の保護」ではないですか?その現場を担うのは自衛隊・警察・消防・保安庁などでしょうが、その最高指揮官は首相でしょ?

その首相が有事に対する対応が全くできていない!

なぜか?“武”を学んでいないからですよ。自分が戦う・戦わないは関係ありませんよ。東洋の島国がかつて富国強兵を成し遂げたのは、武術を通して“戦いの理”を体得した武士が政(まつりごと)を行ったからです。

それを恐れた鬼畜米英が日本を挑発して戦争を仕掛けさせ、戦後GHQのクソが大日本武徳会を解体し、教育から“武”を消し去った。日本が骨抜きになったのは、そのせいです。

だけど、もうこれで分かったじゃないですか。机にかじりついていた連中には非常事態をまかせることは出来ないって。

これから日本の未来を担うという気概を持っている若い人は、叩ける心身を持っているうちに徹底して鍛えて下さい。もちろん学問も大事です。

学問を一生懸命にやって多くのことを学ぶ。そのことで多くの想定パターンが出来るでしょう。それは基本だと思う。だけども、事実っていうのは無限に存在するわけで、すべてのことは言ってしまえば想定外ですよ。

想定外のことへの対応は“判断力”、さらには“決断力”が重要になる。現政権は、両方とも出来ていなさそうですが、特に後者は全く駄目です。そして“肚”が練れている人間が皆無じゃないですか。

なんでこの期に及んで肚が練れていない人物の代表選手たる辻元さんや仙谷さんが出てくるの?

私には私のやるべきことがあるし、器ではないので政治家は目指しません。何よりまず、義務教育期間中に宿題を下請けに出してズルをしてしまった私は、勉強が圧倒的に足りていません。

なので志と実力と鍛え直す時間がある学生さんにお願いします。リーダーを目指す若人は、指揮官の顔を作って下さい。

そのお手伝いならば、させていただけるかも知れません。