我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

危なかった

会社からの帰り道でのこと。歩道を歩いていたら、右方の小道から大通りへ出ようとする車が迫ってきた。

左右確認をしながら小刻みに前進しているが、ドライバーは何を思ったのか、私を無視していきなり前進。

普段、車の前後を通るときには手で制するように空間を確保している私。これは、少年時代からのクセだ。

当然、差し出した手刀が車体に当たり、私は半歩さがる。いきなり、とは言え動き出したばかりの車にはこれで十分。

運転手は驚いていた。一応にらみつけたが、謝っているので不問に。

数年前の同様のケースでは、もっと車に勢い出てたので“鶴羽ばたき”が出たこともあったなぁ(笑)。

いやいや、まだある。十代の時には、チャリだけを轢かせて自分はボンネットに飛び乗ったこともあるな。あの頃は、本当に身が軽かったからな。

いや、スマン。自慢になった。

車の前後を横切ること自体を避けねばいけないのは確かである(普段はそうしている)のだが、どうしても横切る、あるいは急に車が詰めて来た時にはやってみてくださいな。

手で空間作って間合いを制するのは、『拳聖』にも佐藤先生が急に殴られないための心得として説明されている。

備えあれば憂いなし、ということで参考までに。でも、誰も不幸にならなくて良かったよ。では、おやすみ♪