我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

日曜稽古会(11月15日)

カフェ・コムサにて



風邪がはやっている。職場でも病欠するメンバーが目立ち始めたし、稽古仲間だと先週は弊支部のK君、そして今週は少年部師範のU先輩が相次いでダウン。用があって友人宅に電話してみたが、声がおかしい。彼もまた風邪だと。んん〜、私も気をつけよう。

K君は今日の日曜稽古会から復帰した。無理せず少しずつ体力の回復・充実をはかって頂きたいものだ。私も脚の怪我が前進・後退を繰り返しつつ、全体的には良くなってきた。なんとか不自由なく稽古出来る。ありがたいことだ。

今日は基本稽古を一通りやってから、約束組手的な相対練習を繰り返す。前捌きと位置取りを重視して行う。推手でもその感覚で“自陣”を確保して行う。自陣を、すなわち自分の前の空間を潰して推手で粘っても仕方ない。少しずつ支部塾生の推手も良くなって来ている。

仕上げは全員と一回ずつ組手。Mさんはお身体のことがあり、組手は行っていなかったが、剣道の打ち込み稽古をヒントにして行う。説明不足であったが、それなりにうまくいった。今後はこうしたリスクを避けて攻防感覚を磨く稽古も試行します。自画自賛ですが、これは良い稽古です。

若い人はリスクを背負ってください(笑)。まあ冗談ですけど、若いうちは色々な試練に耐えるために神様が強靭な体力をくださったのですから、多いに鍛えて下さい!無理せずちょっとずつね。

二人目は若手のK君。彼は入門後半年程度の経験だが、少林寺拳法の経験もあるので、ある程度攻防については分かっているはず。ものは試しで少し行う。思ったより、良い。稽古した動きを試そうという姿勢が良いです。

剣道の経験があるFさんは無駄な大振りが無くなって来た。以前は誘うと必ずデカイのを振り込んできたものだが・・・。体もあるので、バランスがもっと良くなれば、そのうち攻めにくい相手になることでしょう。

最後は最古参のM君。太気拳が好きで稽古熱心だ。最近は守りがだいぶ手堅くなり、攻める気迫も出てきた。居付きも少なくなった。進境著しいM君には敬意を表し、“秘技”をお見舞いさせていただく。もちろん、手加減したので怪我はして居ません(笑)。

こんな感じで一通り手を合わせて、稽古終了。

次週は「帯研」です。私の昔の稽古仲間も小山に立ち寄って、我々にいくつか技をを伝授してくれる予定。組手も行います。大いに研究し合いましょう。


【今日の1枚】
昨日稽古前にいただいたカフェ・コムサのベリータルトとアサイージュース。美味しゅうございました♪