我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

初太刀

今日も早朝稽古をばっちりやってご機嫌で出社しました。夕稽古もビシッと決めたいところだったけれど、疲労が少し溜まっているので、中止にして気分転換に外食に出掛けることに。

近所に気になっていたラーメン屋さんがあったので、突入!・・・したのは良いのだけれど、失敗だったね。

まず、客がしょぼくれているんだよ。ここで俺はいやな予感がしたね。

気を取り直して注文。オーソドックスにラーメンと餃子で攻める。餃子の上に“特製”の二文字が。

期待して待つこと10分ほど。来ました。じゃじゃーん!!

おいおいおいおい!萎れているじゃん、この餃子!これで440円かよ!

一口食べてみる。やっぱり見た目は裏切らないなぁ!具がほとんど入っていなくって、中は油でびしょびしょ!

見本を見せてやる。銭の取れる餃子ってえのは、こういうのを言うんだよ。

どうでぇ!惚れ惚れするだろ!地元小山の「一品香」さんの餃子。これで400円だぜ、おい!胃袋が虚弱な野郎なんか、これだけで一食になるぜ。

初見の客は、期待以上のもんが出たら、次から常連さんだろ?
ウナ重を頼んでさ、こんなん出て来たら次回も来るに決まっているじゃん?

初めての店に入るときは、俺は心技体を充実させて臨むんだぞ!

初対決は、初太刀が大事なんだよ!高倉健さんも言っているだろ?

大体さ、客商売の喜びってのは、お客さんの笑顔だろ!喜んでもらって儲けさせて頂くのが、客商売の醍醐味じゃねえか!

まずお店に元気があって、客がその“気”に触れて元気になって、帰りには笑顔で「ごちそうさん、また来るよ!」ってなるのが良いんじゃないか。

おたくの客はみんなしょぼくれじゃんか。

わしゃ、あそこには二度と行かない。武士の情けで店名は明かさないけれど、知人に聞かれたら「あそこは行くな」って言うね、うん。

ここのオーナー、本当は食べ物商売が好きではないんじゃないか?

んで、下のモンにキチンとおごってやれないセコイ野郎だと見たね。

男だったら、周りのモンを喜ばせるサービス精神ってのを持てよな〜。

このラーメン屋のおかげで、早寝する誓いがぶっ飛んじゃったじゃねえか、バカヤロウ!(怒)

世の飲食店オーナー諸氏、鋭い初太刀で俺の魂に斬りつけてくれよ!な!!

しかし、平塚は餃子だけで感動を呼ぶ店が無いね。誰か知りませんか??