我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

得物

今日は絶好の馬場日和だったけど、若干残業があったため断念。定時に上がれて晴れていて、尚且つ疲れが溜まっていないという条件が整ったときに、私は馬場の稽古に行く。

疲れが溜まっていることは少ないが、天気と定時上がりが運任せだね。

ということで、帰宅後に公園に出掛けて2時間ほど独り稽古。立禅・這・練・・・と行って、最後は竹刀と木刀の素振り。

忙しいとどうしても体術の稽古が中心になってしまう。それゆえ、私の剣道はなかなか上達しない。

でもな〜表芸ではないとは言え、一年半以上やっているのだからもう少し上手くなって居なきゃダメだろ。ひとえに稽古不足。


剣道は年齢が行って始めたのだから、毎日、ほんの少しで良いから剣を振らんといけないな。

自宅に居るときは、居合刀も振る。杖とかも少しずつやっておこう。今更だけど。

私としては、得物は体術の延長というのが理想。体術的な剣を遣い、体術の中に得物に通じる理を求めたい。

昔剣道をやった方にお話を伺うと、組討の話しが出る。今の剣道には組討も足斬りもないが、それはそれで良い。

そこを以って現代剣道を批判する古流の人も多いが、剣の理法の修練による人間形成の道、で良いではないか。

少なくとも私は剣道で良い勉強をさせていただいている。

私は純粋な剣道家になるわけではないので、昔すこしやった棒やら杖やらも含め、得物一般として体術家の裏芸としてやっている。

また、錬体法としても得物は優れている。もっともっと稽古しよう。

今日も良い稽古が出来たな。うん。

ご褒美にこれから近所の温泉に行って来るか。じゃ、おやすみ〜