我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

自分を変える

私の通う治療院の先生は、よく患者さんを叱る。面白いので観察していると、叱られる人間の“型”とでもいうべきものがあることに気付いた。


 1.問診の際に、聞かれたことに答えない人

 2.さらに、聞いても居ないのに自説を展開する人

 3.指示された宿題(運動)をやらない人

 4.治そうという意欲が無く、先生におんぶに抱っこの人


武術で上達しない(出来ない)やつと、おんなじ類型なんだなぁ、とつくづく感心(寒心?)した次第。

自分がやるべきことに正面から向き合えず、当然なにをするべきかが理解出来ていないから、やらない。

そんな状態で自分は出来ている、と勘違いしていたら、全うな方向に行くわけがない。

まぁ、こういう人種って本心では治りたくないし(←患者)、上達もしたくない(←稽古生)ってことなんだろうな。

行動よりも、まず言い訳が出る。やだね〜(笑)。

ちなみに、この治療院の先生、言うことを聞いて早く治そうと自助努力をする患者さんには、優しい人です。

私、ですか?優しくして頂いていますよ。真剣に治そうと思っているし、指示された運動はやりますから。

稽古も治療も、今までの弱かった自分・駄目だった自分を変えるっていう行為でしょ?

変える為に何をするべきか?それを真剣になって考えて取り組めば、答えは出るんじゃないのかな、と。ワシャ、そう感じますよ。