我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

ホームラン狙い

私の同世代の友人には結構独身者が居る。もてて独身の方も、その真逆の方も、そこそこのひとも・・・いらっしゃる。

そんな1人が結婚をすることになった。相手は20ウン歳だとか。おいおい、下手すりゃ自分の子供くらいだろ?よく聞いてみると外国の方。困ったことに、お二人の間の共通言語は夜の行為のみであるそうな。おいおい・・・。

祖国の御家族にも気に入られて、そりゃ歓待を受けてだね・・・と自慢話を延々と聞かされる羽目に。そりゃそうだろ。だってこいつ、一族郎党の生活を全て背負いこんじゃったんだから!(笑)

愛があればなんとでも!とその御仁、力んでいらっしゃるが、はてさて、どうなることやら。大いに心配なのだが、私は見(ケン)に入ることを決めた。

この御仁と話していて気付いたことがある。それは・・・こいつ、逆転ホームラン狙ってやがる!ってこと。

もう40歳台半ばになろうというこの御仁、その年齢まで女縁に恵まれなかっただけに、まわりに対してドウダ!と見返してやりたいのだろう。

でもな、ホームラン打つには打つだけの心技体が必要なんだよ。こいつにはそんなもの、無いんだから。無理にバット振り回してヘルニヤにでもなったら大変なんだけれど、面白いから黙っておこう(笑)。

数年前にも全く同じパターンで別の知人が地獄に墜ちた。彼の行方は杳として知れない。

もてないで大逆転を狙い続ける知人・友人たちが結構居るのだが、みんなに言っておく。無理は続かないんだから、身の丈に合った人間と付き合え。 若い女だから良いってわけじゃないぞ。

俺は余程のことが無い限り、彼氏・彼女は紹介しない。特に、頼まれたら意地でも紹介しない。だってさ、手前でなんとかできない奴に限って、贅沢言うんだもん。

贅沢と言えば、○野田少尉はジャングルから帰還されて友人に花嫁を紹介してもらう際に、たったひとつ譲れない点として「処女じゃなきゃ、絶対ダメ!」って宣言したのだとか。

理由が奮っている「だって俺はずっとジャングルに居たから、童貞なんだぞ!

うむ。それはそうだよな。おいら、涙出ちゃったよ。

俺らはこんな自由な恵まれた国に住んでいるんだからさ、○野田少尉のことを考えたら出会いが無い、とかぬるいこと言っているんじゃねえって。

んで、話を戻すとだな、ホームラン打ちたきゃ心技体を作りなさい。組手だってさ、両手の人=陣から外れたところを大振りしたって、せいぜい足元ふらついてひっくり返るだけなんだからよ。

相手を攻めて動かすか、引き出して確実に打てるところに誘い出すか。それとも前捌きで崩すのか。いずれにせよ、腰入れて打てる位置に自分が行くか、相手を崩すかしかないんだよ。

初心者は、自分から前に出ろ!ビビっているんじゃねえぞ!

若いうちに正々堂々ぶつかって負ける経験積んでおけば良かったんだが、そうは言ってもしゃあないやね。せめて、再起不能にならない負け方をしなさい(笑)