我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

プレッシャー

明日小山に出張のため、自宅に前泊すべく夕方に平塚を出た。当たり前ですが、高田馬場太気拳の稽古には出ましたとも。

稽古の終りに奥入昇段を控えた方の組手があり、最高齢での十人組手を完遂されました。おめでとうございます。終了後はとてもいい顔をされていました。

組手を観ていて感じたのは、馬場の仲間の成長です。全員、伸びています、なんて見え透いたおべんちゃらは言いませんが、一年前とは別人のように成長している人も居たのが嬉しかったな。

みんなが成長すれば俺は安住できないでしょ。その緊張感が自分の力を引き上げてくれるんですよ。やっぱりね、人間、切磋琢磨ですよ。緊張感が人を育てる。

「頑張らなくて良い」なんていうタイトルの本だとか歌だとかが売れているけれど、バカじゃねえの?頑張らなくて良い、なんつぅのは、これ以上頑張れないくらい頑張っているやつにかける言葉だろ。

大いに頑張って壁にぶち当たり、悩み苦しんでもがけ!人生、苦しいときが登り坂なんだから。

ま、いいか。人は人。俺は俺だ。

私が10年やって来られたのは、師匠の高木塾長はもちろんのこと、やっぱり磨き合う仲間が居てくれたからこそです。本当に感謝しています。

これからも私にプレッシャーを掛け続けてください。ヨロシク!


家に帰ると、大和が大喜びで大歓迎。愛いヤツであります