我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

タテの糸とヨコの糸

superbody2010-04-12


日曜稽古会の後、インターナショナルフェスティバルの花見に飛び入り参加。肉が余っている、ということで、美味しいバーベキューをしっかり平らげて参りました。

組手の後は、やはり肉が美味いね!

“インターナショナル・・・”は、小山市が毎年行っているお祭りで、その出し物に家内がダンスで出場、そのメンバーと白鴎大のボランティアでお花見を行ったのです。来年、枠があれば太気拳も呼んでくれ!と申し入れ。

腹が満足したのでTULLYSでお茶をして東京へ。

至誠塾のHPで“珍道中”を書いている雪豹ことK君が就職が決定し、すくなくとも高田馬場の稽古に通うのは難しくなる、ということで、有志で送別会を開催。それに参加させていただきました。

ごく内輪の会であり、広く参加を募ったわけでもないのにかかわらず、20名ほどの塾生が参加。彼の意外な(?)人徳と、塾内の結束の堅さを感じました。

K君の“おゆとり様”ぶりを皆で転がす、非常に“あたたかい”集まりとなりました。その場に居られない数名の方に対しても“欠席裁判”が行われましたが、べつに意地悪なものではなく、「あいつ、あんな面があったんだな」と大いに笑わせていただきました。

また、皆さんの人間観察の視点にも感心しました。

職場以外に積極的に関与する人間集団がある、ということは非常に大事なことです。いろいろな価値観や視点の中で揉まれて人間は練り上がるわけで、コミュニケーションを避けて社会生活は送れません。

俺はやりたいようにやる、というのも価値観かも知れませんがいろいろな意見に触れて学んでゆく中で、より深い価値観が出来上がるのだと思います。

これは仕事でも武術でも全く同じで、相手があっての自分なのだということを感じます。

至誠塾は様々な年代や職業の方が居られ、このような集まりで色々なお話や御意見を伺う事が出来ることについても、非常に感謝しています。

小学生の時に、上下関係(先生・生徒、先輩・後輩)と言うタテの糸と、同級生との友人関係というヨコの糸があって、学校生活と言う一枚の布が出来るんだ、と朝礼で聞きました。当時は「早く終われよな〜」なんて思っていましたが、実際そのとおりですね(笑)。

最後のあいさつでK君が「どこで稽古するかわかりませんが、絶対に(至誠塾を)辞めません」と力強く宣言しました。

ここ“だけ”は彼と意見が合いました!!

この一言ゆえ(笑)、「今後ともよろしく!」なのであります