我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

熟睡できそう

脚が良くなって来ているので、昨日今日と剣道の稽古に伺う。木曜日は地稽古のみの稽古、そして本日金曜日は基本打ち45分の後地稽古が30分という配分。

金曜日の稽古は特練ということになっている。私は特練の対象になるはずはないのだが、金曜もしくは土曜の稽古に出ないと基本打ちは出来ないので、金曜にお邪魔している次第。

もっとも、特練と言っても参加資格があるわけでもなさそうである。それに稽古も死ぬほどきついと言う訳でもなく、いやぁ疲れた!というくらいの心地よいもの。何で特練っていうんだろう??

道場に到着すると、U武道具店のNさんがみえた。私を見て「ん?島村さん、金特(金曜特練の意か)に出られているんですか?」と一言。はいはい、出て居ますよ。

正坐・黙想の後、4人一組で基本打ちの隊形に。「まずは切り返し!」あれ?なんか並び方が違うんじゃないかえ?道場の長辺を使っている。始め!・・・いつもの前進4回・後退5回ではないようだ。ずいぶん長いな。

私の番になり元立ちにかかって道場往復を繰り返す。結構きつい。終わったら私が元に立ってのこり3名を受ける。受けもなかなか辛い。これを延々と繰り返す。にわか剣士の私は太刀筋に無駄があるゆえ、長く動くうちに息が上がってくる。それでもやっていると自然に身体が無駄のない動きを選択する。

切り返しの次は連続打ち込み。まったく休みが無い。ちなみに私の組は残り3名が高校の剣道部員。私もそうであったが十代は疲れを知らない。

ようやっと終了、地稽古に。運良く佐藤哲通教士ともうお一人七段の先生に稽古をお願い出来た。びっちり鍛えて頂く。終わるともうへろへろ。

稽古終了後、先輩に「最近はいつもこんなにきついのですか?」とお聞きすると、金特は12月〜2月にかけて今日のようなきつい稽古をするのだとか。稽古前、Nさんが怪訝そうな顔をした訳が、わかりました。


今日は熟睡できそうです!!