我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

訓練

今日は仕事を早めに上がって小山に戻り、夕刻は杖(じょう)の素振りとストレッチをしっかり行って練兵館に。金曜日の稽古は基本打ちをみっちり行うのですが、12月から2月は特に、長〜い切り返しや連続の打ち込みがあって、しっかり息を上げてくれます。

館長の白石先生がご不在だったので、八段の川股先生のご指導でした。稽古開始前に訓話がありましたので、備忘録がわりに書いておきます。


・練習ではなく「訓練」と思ってやること。
・自分を鍛え上げるのだという意思が大事。馴れ合いに堕さない
・剣道は姿勢が大事。姿勢とは、姿に勢いがあること。勢いがなければダメ
・例えれば水切り遊びの石。水面に平たい石を勢いよく放ると、ピッピッ!と何度も跳ねる。そんな感じ
・剣に勢いがあってこそ、審査も受かるし、試合でも一本を取れる


長い切り返しは、打ち込むのも元に立つのも骨が折れます。気合いをかけ、気力を振り絞って一心不乱に打ち込む。息は上がりますが、真冬でも汗がどんどん出てとても気持ちがいい!

佐藤嘉道先生は「神経の鍛錬に、剣道はとてもいい」とおっしゃいますが、まったくその通りです。私は拳法の稽古では、あまり「懸る稽古」というのは出来ません。高木先生には「懸る」気持ちで胸をお借りしますが、後輩や自分の生徒に対しては「受ける」稽古になる。

剣道では常に胸を借りる立場ですから、ガンガン自分から行く「懸る稽古」です。真っ向から先生がたの「強い部分」にガンガンぶつかって地力を鍛え、気力を練る。


今日も、精一杯ぶつかって鍛えていただきました。ごっつぁんです!!



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