我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

不動心

久し振りに剣道の稽古に行って来ました。11月22日に左足親指の爪をはがす怪我をして以来、約二か月ぶりの剣道です。ただでさえ相手をつけての稽古の絶対量が足りていなかったため、剣道の間合いそのものが十分に掴めていない私。まして2カ月のブランク後の稽古たるや、・・・御想像にお任せいたします。

昨年2月に始めてもうすぐ1年が経とうとして居ますが、その間で合計5カ月近いブランクをつくってしまった私。きっと、道場の誰よりも技量が低いんだろうな(しょんぼり)。

怪我も実力のうち。ただただ、反省です。

それからですね、やはり道場外で竹刀を持つ回数が少なすぎました。振り回さなくても、今年はとにかく竹刀を持つこと。遅まきながら、こんな風に考えています。

遅まきな上にかなり低レベルの反省をする私に、白石館長より「2月6日の1級審査を受けるように」とのお達しが!むむむ!・・・頑張ります。

今から努力してもどうしようもないのですが、出来るだけ稽古の回数をこなすこと、そしてしっかり構えて堂々と振る舞うことを念頭に日々を過ごします。

打たれても心を動かさずに我慢して、機が熟したら面を打つ。そんな稽古を今年もやって行きたいです。そのためにはやはり、先生方に打ち込んで頂いてナンボですね。心が“生煮え”の私には、不動心と位取りを覚えるには、打たれて身体で悟るしかないようです。

そう言えば、JALの再建を担って行かれる予定の稲盛さんですが、彼は西郷南洲翁を尊敬されているそうであります。西郷先生に倣って無私の経営を標榜する稲盛さん、至誠・不動心といったキーワードがポンポン出て来ます。日ごろから説かれている稲盛さんの不動心を拝見させて頂きたいと思います。