他者の目
朝から埼玉県の秩父市に父方の墓参りに出かける。JR線・東武線・秩父鉄道を乗り継いでの一日仕事。もちろん、行けば行ったで祖先に感謝の気持ちをこめて手を合わせる。が、行くまでがつらい!何もしない、ということは私にとって、拷問である(笑)
しかも今回は、腹が立つことが二つもありました。
まず手始めに宇都宮線の車中で出会った家族。ばあさんと母、そして2匹の子豚。半額の子供料金で乗っておきながら、その肥満体ゆえにただでさえ大人並みに場所をとる。のみならず、サンダルを脱いで席で胡坐をかいてTVゲーム。もう一匹は、というと母に膝枕、ばばぁの膝に足を乗せて横になりながら、ポテロングを貪り食っている。さながら、養豚所であります。
かくして連中は、4人で5人半の席を堂々と取っていらっしゃる。もちろん、叱りました。ばばぁも馬鹿親も「はっ!」とした顔でこちらを見るが、謝罪はしない。
しょうがないね、動物だから。いや、動物でももうちっとマシ。うちへ来てみろ。犬たちは悪いと思ったら全身で詫びの気持ちを示すよ。愛情を注いで育てているが、いい・悪いの区別はつける。あたりまえじゃ!
前から思っていたのだが、中高年も団塊の世代以降はクソが多いな!こういうとき親父が居るといいですね。同じ馬鹿でも、子供の前で叱られるのは嫌だと見えて、従順ですからね。こんな時の私には、理屈は通用しない(笑)。女はだめですね。すぐに「だって」と「でも」だから。
ふたつめ。○×▽駅近くのまずいラーメン屋!
墓参りを終えて、いつもの店で昼食を摂ろうと思ったら、滅茶混みでした。で、場所を変えることに。駅近くのラーメン屋。写真入りの看板が出ている。ん?なになに?「地元の一番人気店」ですと?
入ってみて、看板に偽りあり、という予感。いやしくも、太気拳を学ぶ者としては「百聞は一見にしかず、百見は一触に如かず」の精神で行くしかない。
昔、少しだけお付き合いがあったダンプ屋の親方の家では、よくラーメンが出ました。ばぁちゃんがこさえてくれるんですが、なぜか虫が結構入っている(笑)虫は除けてくれよ!と親方。お味は・・・美味い!の一言でありました。
今回もそんな見た目を裏切る展開を期待するしかない。
気を取り直してオーダーを。せっかくなので、“デラックスラーメン”を頼む。出てきました。ぬう!具がデラックスじゃない!チャーシュー入れれば良いってもんじゃないだろ!
お味は・・・ま、ま、ま、まずい!!の一言。950円返して下さい!3人分!!こんな田舎で950円も取ってこれかい!!そうそうに店を出る。
競争が無いってこわいですね!そりゃ一番人気だわ。だって、お店がないんだもん、あの辺り。武士の情けで、駅名までは書かない。しかしね、二度と行くもんか!!
豚一家と言い、ラーメン屋といい、やっぱり人間、他人の目を意識しなくなったら終わり!ですね。
帰宅後、疲れ切った家族を元気づけるために市内の城南食堂で夕食を摂り、カラオケへ。城南食堂では昼間のリベンジ!とばかりに気合い入れて食べました。美味しかったです。
そりゃ小山も田舎だけどさ、やはりね、田舎ものか否かは住んでいるところでは無く、他人様の目を意識して自分を磨く心の有無だと、あらためて感じましたね。
城南食堂さん、これからもよろしくね