きれいなバカで生きてやる
昨日、妻子とカラオケを愉しみました。ちなみに定番は「空手バカ一代」。最近は、これを歌わないとカラオケに行った気がしません。なんと言っても歌詞が素敵です。特に2番の一節。
「人はバカだと笑おうが この世に利口はあふれてる」
どうです、直球ド真ん中でしょう!男だったら、この一節に心を動かされずには居られないんじゃあないでしょうか?澤井先生の「壊れた時計」のお話しもそうですが、最近はこんな男の美学ってのがなかなか見られなくなって来たですね。
男の美学ってのは、根底にやせ我慢があると思うのですが、最近は武道を稽古している連中のなかにも、痛いのつらいの滑ったの転んだのと、五月蠅いヤロウが多くて閉口します。
大学の空手部の頃は、女よりランニングが遅いボンクラなんかはよくヤキ入れていたけれど、なぜか後で叱られるのはそのボンクラではなく、私だったりしたな。しごいても喰らいついてくる奴には、私は優しかったんですけどね。
酒が飲めない、とかいうツマラン理由でヤキ入れたことは一度もないし・・・。あ、いや、私がお世話になった空手流派と部には誇りを持っていますよ。あくまで男がヤワになったな、というお話。
もっと驚いたのは、卒業して数年後にキャンパスを歩いていて見つけた貼り紙。応援団の団員募集のポスターなんですけど、セリフが奮っている。
「誰にでも出来る応援団 団員募集!」
えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!・・・絶句!しましたよ、ワタクシは!ここで絶句しない奴は、男廃業して下さい!
だってそうでしょ!エンダンですよ、エ・ン・ダ・ン!男クサさの象徴たる応援団。スポーツ推薦も試合もないのに、他の運動部が引くくらいの厳しい練習と鉄の掟、そして押忍の精神に殉ずる「;">バカな」男たちの集団でしょ?
そんなバカの軍団が力の限り応援するからこそ、これまたスポーツバカの集まりたる大学運動部の面々が、死力を尽くす戦いの中で限界を超えるパフォーマンスを見せるんじゃないの??
なんだか寂しいっす。
でもまぁ、嘆いていてもしょうがない!私は「醜い利口よりきれいなバカ」で行くつもりだし、そんな男を次世代に育てるべく走り続けるしか無いな。
がんばるぞ!