我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

土性骨

9月の第4週末にオーストラリアから一人ホームステイに来る。小山と姉妹都市になっているケアンズ市から、娘と同じ15歳の子を4日間引き受ける。

体育が好きな活発な娘さんだというので、うちの娘と剣道部の同期の女の子で、日本剣道形を教えるのだと、張り切っている。

言葉の壁はあれども、日本文化に触れてもらうという意味では良い経験だろう。

私は尊皇攘夷派であるが、なぜか外国人の友人はそこそこ居る(攘夷派というより、愛国・国粋というべきかな?)。

その経験から言えば、イクラスの人間ほど民族としての土性骨を大事にする。

英語は知っているが、自国の文化など何一つ知らないヤツは尊敬されない。歴史や文化なんか無いに等しいアメ公ですら、「日本人ナラ空手出来ルカ?」と聞いてくる。

その後に「ブロック割レルカ?」と聞いてくるので辟易するのだが(欧州人だとさすがにもう少し精神的なことまで聞いてくる)。

まぁはっきり言って、30・40にもなって日本の文化を何一つきちんとやったことない野郎(女もな)は、英語喋れるからって国際人なんかじゃないよな。

ガイコクの球遊びやるのは個人の勝手だろうが、国際人の振りはしちゃ駄目だぞ。文化レベル高い人間には、きっちり馬鹿にされているからな。

あるとき「お前は偉い!日本の文化をきちんと説明できるからな。グローバルに活躍できる男だ!」と青い目ん玉のおっさんに言われたことがある。

俺は国際人より国粋人で居たい人なんだけれどな。ま、要は日本人は良き日本人たれ、日本人としての土性骨を大事にせい、とそのおじさんは言いたかったわけだ。

外人の娘っこにも、日本精神を叩き込む。日本に来たんだから、ディズニーランドとか行っても仕方ないだろ。

これ読んでいる根無し草君、いい歳ぶっこいてディズニーランドではしゃいでいる暇があったら、遅まきながら空手でも剣道でも拳法でもやってみろい。

あ〜お茶でも禅でもなんでも良いぞ。俺は日本人だといえる何かを持てよ。な?