我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

魂の開発

15日〜17日までの3日間は会社の研修がありました。

研修の名目は、中堅社員のためのリーダシップ研修。なかなか、良い研修でありましたな。お昼寝もバッチリ

以前は会社の教育も、クソみてぇのが随分とありましたが、最近はだいぶこねれて来ていると感心している。

一つ残念に思ったことは、単なる上司命令で来ている人が一部いたこと。願わくば、こういう研修は、社員が自主的に選択した方が良いね。

だってさ、リーダーになる気無いヤツ、混じっているんだもん。ムリムリ!いつも言っていることだけれどリーダーシップなんちゅうのは、砂場で遊んでいた時代にその資質の殆どが培われるものだもん

その機会を逃しちゃったら、アウト!!・・・でもなくって、まだチャンスはあるぞい。次は、学校に入ってからの部活動その他だね。

ここを逃したら・・・。

はい、アウトです(笑)。

誤解無きように言っておくけれど、これ男が集まる一定の規模の集団で発揮するリーダシップの話です。人間性がアウト!ではないので、念のため。

物事に熟達するためには、Mind(心)・Skill(技能)・Knowledge(知識)、が必要であると教わりました。心技体の体がねーな!という突っ込みはさておき、一番大事なのは何と言っても Mind でしょ?

年食ってからリーダシップ身に付かないよ、と残酷なこといいましたが、この Mind 、いや、日本語で「魂」と言い換えた方が適切かと思いますが、これがなんらかの理由で亢る(たかぶる)ことがあれば、話は別ですよ。

まずは意識を変えなければダメなんだけれど、意識を変えたくらいじゃ話にならなくて、最終的には魂が揺さぶられないとね。

私が某流派で武道を学んでいた時代、師に不心得をたびたび指摘されていた男が居ました。師匠もよく見捨てなかったなー、と思っていましたが、ついに師匠が本気でブチ切れる瞬間がやって来ました。

このバカが師匠に注意されて「改心します」と言った瞬間、温厚な師は一気に爆発。「改心なんか出来るわけないだろー!!

・・・いや、マジで怖かったね。

詳細は省くけれど、心ってのは氷山の目に見える部分だから、ちょっと入れ替えたくらいでは行動の根っこはかわらない、とまぁ、そういうことを師匠は説かれましたナ。

まぁ、田代まさし石井慧見て居りゃあ、わかるわな・・・。


こいつらに必要なのは道徳論とか法律論ではなくって、「よぉし、竹山ァ!魂の開発だ!」と言って下さる師匠なんだろうね。

最後のネタはちょっぴりマニアックだったかな・・・。