我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

脳内麻薬

腹一杯食べました


昨日の就寝は1時半を過ぎていたのですが、秩父市での施餓鬼会に参加する予定で5時起床。朝からかなりの雨であったので様子を観つつ、合間を縫って犬の散歩と室内ですこしだけ立禅をおこない出発時刻を待ちました。

結局、出発は断念することにしました。この大雨で電車が止まって缶詰めになってはかなわないからねぇ。

家内が主催するサークルで公民館を取っていたものの、墓参で会は中止にしており、スペースの予約だけは残っていることがわかったので、これ幸いと午前中は稽古に充てることにしました。

娘が剣道の稽古をやろう、というので防具と竹刀を準備して出かけました。娘としては、剣歴3ヶ月半(2、3、7、8月)の私を打ち込もうという肚のようです。まぁ、それもまた良し。

切り返しや面打ちなどをやって地稽古。どんなもんかと様子を見ていると、結構いい踏み込みを見せます。何度か良い面をもらいましたが、そうこうするうちに段々と私も硬さが取れ、本性を出して打ち返しました。

小休止を入れて40分ほど地稽古を行い、いい加減疲れたので面を取り太気拳の稽古に移行して、合計2時間ほど汗を流して終了しました。

私の場合、まだまだ剣道になっていないので、本来は防具などをつけて稽古する段階では無いのでしょう。

先生方が親切なので、自分の武術修行の栄養になれば良いと思って「打たれて感謝」の心で稽古させて頂いていますが、娘に「勝負!」と言われて本性が出てしまいました。勝負となれば有利不利はさておき、剣道家と剣道やろうが、柔道家と柔道やろうが、ボクサーとボクシングやろうが、アドレナリン出しまくりで食い下がりますよ、私は。アドレナリン・ジャンキーですからね。

有効打突数は娘の方が多かったでしょうが、「滅多打ち」に出来ると思った相手に結構打たれたことが頭に来たのでしょう。終了後、泣いていました(反省)。

しばらくは剣道での「勝負」はしてはダメですね。素振りで身体を練り、先生方には打ち込ませて頂けるところでは打ち込み、打たれるべき間では打たれて「理」の体得に努めるとしましょう。

「勝負」は本業の太気拳の方で愉しみます(笑)。私の本領はあくまで体術ですから。

娘のイジケは稽古後に美味しいタイ料理とカラオケでリカバーしました。ちょっと高くついてしまいましたが・・・。私も良いリフレッシュになりましたのでOKかな。

芸能人の皆さんも、武道か格闘技でもやったらどうでしょう?皆さん、覚せい剤とかがお好きなようですが、脳内麻薬出している分には、肉体的にも社会的にも破綻せずに過ごせるんではないでしょうかね?