我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

所信表明〜男気MAX!

明けましておめでとうございます。

みなさん、良いお年をお過ごしでしょうか?混迷の時代、2013年もまた大変な年になるかも知れませんね。日本全体に元気がないこんな時代こそ、我々武道人は澤井健一先生の言われた“光の原点”にならねばいかんと、感じております。

大上段に振りかぶってものを言えば、日本を本当に底上げできるのは武道精神しかない。精神の軸が定まらない人間が、どんな屁理屈をこねようが銭儲けが上手かろうが、単なる時代の徒花。日本を良くすることなど出来ない。


暮れも押し迫った12月30日、数年来ご交誼頂いている古伝空手の瀬本先生、そしてfacebook で知り合いご交誼頂いている護身武術『剣』の黒木代表のお二方と上野で「四十男三人、焼肉とスイーツの夕べ」を開催しました。

(写真向かって左から、黒木先生、島村、瀬本先生)

黒木先生と私は同い年、瀬本先生は二つ年上で同世代です。共通しているのは三人とも変態レベル(笑)の武術バカであること。そして、競技試合ではなく、事に及んで身を全うするための護身に重きを置いて“武”を追究し、それを現代社会に問う試みをしていることです。

四十男三人で6時間も一緒にいて、様々なことを語り合いました。それぞれに流儀は違いますが、技術の部分では驚くほど共通性があることもわかりました。それはある意味当然のことで、人間の身体は基本構造が同じですから、理を突き詰めてゆけば似てくるのは避けられない。


今、日本の武術は危機に瀕していると言って過言ではありません。武術人口は減って来ており、身体活動をしたい者の多くはサッカーや野球などに行ってしまう。才能がある若い後継者が居なくなれば、武術は終わる。

秘伝だとかなんだとか言って閉じている時代じゃないんです。自分だけ強ければ、とか言っているうちに武術自体が絶えてしまったら元も子もない。我々の世代で太気拳が絶えてしまったら、澤井先生に顔向けできないじゃないですか。


我々はいわゆる「働き盛り」と言われる世代。仕事も一通り覚えて全体像を描くことができて、尚且つ、頭を下げたり走り回ったりも出来る年代です。武術においてもまた、我々は「働き盛り」たる自覚を持たねばならないのではないか、と私は考えています。

三人とも武術のキャリアは30年超。二十代では見えなかった世界が見えています。さりとて達人・大御所ぶるにはまだ早く、そしてまだまだ走り回る気力体力がある・・・。悲観的なことを言いましたが、私たちの世代が頑張れば武術はふたたび社会で存在価値が高まるだろう。


・・・そんなことを話し合いました。人生、一度きりです。やったもの勝ち、と言いますが、やらん奴は初めから負けています。


男気MAX なお二方と語り合い、気力がみなぎって参りました。負けていられないですよ!島村も太気拳士の端くれとして、男気MAXで頑張りマッスル!

今年は、志を高く掲げてマジで頑張ります!押忍!!

P.S. 焼肉の後は、駅前の椿屋珈琲・上野茶廊にて美味しいスイーツと珈琲を頂きました♪全員、ケーキセットに珈琲二杯。写真は和栗のモンブランです。まいう〜♪




太気拳至誠塾栃木県小山支部は、太気拳を学ぶ武術・武道の道場です。武道初心者はもちろんのこと、武術・武道・格闘技で伸び悩んでおられる中級者以上の方も歓迎いたします。また、護身・健身(健康づくり)目的の方の参加もお待ちしております

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