我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

足の大事

先週の木曜日より剣道の稽古に復帰しました。始めて2ヶ月で怪我で3か月休場、とは情けない限りなのですが、相撲で言うところの“かばい手(足?)”での負傷なので、止む無しということで。

踏み込むのが怖かったため、竹刀もその場での振りだけしかやっていなかったので、地稽古ではのびやかに踏み込めず、寸詰まりの間合いになってしまいました。休みの間、対人稽古を全くやらないで来たので、相対したときに力みが出てしまうことも課題です。

一方、太気拳はというと、こちらは剣道よりはフクラハギへの負荷が少ないので、ほぼ問題なくやっています。そろそろ今週あたり組手も行おうかと思っています。本当は先月に組手を再開したかったのですが、上述の通り、踏み込む際の怪我が怖くて敬遠して居ました。

治りかけのところを再度やってしまうと、40歳の肉体はそう簡単に回復してくれないのだと、改めて痛感しています。GWの合同稽古で組手を5人でやめて居れば、今頃は太気拳も剣道もバンバン稽古出来ていたのだろうけれど・・・。

とにかく、足腰の怪我は力みの原因になりかねません。今日のK1でもひざの手術を経て復帰した山本KID選手が残念な結果に終わりましたね。

当たり前のことですが、足は大事です。俗に「一眼、二足、三胆、四力」いいますね。柔軟にして強靭な足腰は、万が一の際の打たれ強さにもつながります。今度の水曜稽古会ではこのあたりについて触れようかと考えています。

幸い、ほぼ問題なく稽古出来るようになりましたので、少しずつ調子を上げているところです。


追伸)嶋田選手の世界戦終了まで、体力維持用の朝夕稽古後の梅ジュースを除き、甘味断ちを行います。早くもアル中親父の断酒に似た禁断症状が出始めていますが、ささやかながら、願を掛けるつもりであります。