目の光
本日を以て2009年のお仕事を終了し、冬休みに突入。年末は曜日の配列が悪く通常に冬期休暇を頂くとお休み感がないため、28・29の両日をお休みにさせていただきました。
家のことと普段不義理にしている方たちへの挨拶、もちろん、稽古に関することに注力してゆっくり過ごすことにします。先般の忘年組手では色々と課題を頂戴いたしましたので、ゆっくりしながら稽古方針を立てたいと思います。
私の“武活動”ですが、年内の合同稽古は明日26日の出稽古と翌27日の日曜稽古会の定例稽古を以て終了、あとは自主トレを黙々と行うつもりです。
今年は不本意な怪我が続き、身体を掛けた稽古を思うように出来なかったのが残念でしたが、その分、稽古について客観的に考えることが出来た、と考えています。
この数年は“攻め”と“不動心”をテーマに稽古を進めて来ました。自分の拳を剣の世界の高みに引き上げたい、というのが稽古における私の目標の一つですが、そのためには心と体が浮ついていたら話にならない。
今年に入ってからの怪我の多さは、気の緩みが原因。そのことを身を以て教わり、ついでに厄落としも済ませたと考えれば、怪我もまたいい勉強であったと思います。
怪我もだいぶ癒えて来ていますので、来月あたりから剣道も再開し、本来の稽古ペースを復活させて行きたいですね。
そんなことを考えながら本屋で手に取った『剣道日本』のコラム“やまとの伝言”に、素晴らしい言葉を見つけましたので早速購入。少しだけご紹介させていただきます。
(引用開始)
・・・やる気、実行する力のある者は、目が光っています。(中略)なんのために「剣の道」を学ぶのか―その思い方ひとつで、確実に目の輝きは違ってくるのです。(中略)剣と剣を合わせ、目と目をお互いに光らせ、その光りを感じあう。心を通じ合わせたところから、正々堂々の真っ向勝負。勝ちを拾う「ハイエナ剣道」では、百年やっても卑しい根性しか身に付かないことを肝に銘じておきましょう。
目指すべきはハイエナの目ではなく、百獣の王の目。素浪人の目ではなく、武士(つわもの)の目です。潔く攻めて勝負に出て、負けを積み上げ「本物の何か」を得ることこそ、剣の道の醍醐味です。
(引用終わり)
こんな時代だからこそ、武道を修める者くらいは目に光を宿して“光の原点”(by 澤井健一先生)にならねばいかんでしょう!
今こそ、俺たちの時代です!
【今日の一枚】
嶋田雄大選手から試合のチケットが送られてきました。年明け早々、熱い戦いぶりを拝見させて頂きます!