我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

神経の疲れ

犬スパー(大和 vs ラブリー)


先週は月曜〜木曜まで海外の現地法人のスタッフへの教育とミーティングを担当しており、ずっとそれに懸かりきりでした。何とか無事終了しましたが、とにかく精神的な疲労が残っています。身体の自覚症状は無いのですが、金曜以降何となくしっくり来ない状態が続いています。

今日の稽古では終わりに組手を行いましたが、これが全然駄目(私の動きが、です)。

私は組手の稽古では、自分の見切りの稽古も兼ねて打たせることがあるのです。その場合、多少当てさせてもクリーンヒットはさせないようにしています。ところが、今日は見切りの精度が低く、自分的には30点くらい。

また、Fさんとの組手では間合と威力をコントロールしたつもりで出した上段回し蹴りでヘッドギアの上から足尖で蹴り、足の爪が剥がれるかというほどに内出血。散々です。

やはり、神経の疲れているときにはそれなりの組手をしないと怪我をしますね。幸いなのは怪我をしたのが私だったということ。足尖が顔面に入らなくて良かった。

太気拳は蹴りを主武器にはしませんが、蹴りに慣れてもらうために時々は蹴りを出します(かなりコントロールします)。しかし、疲労時は大技を自重して怪我防止に努めるようにします。

身体の疲れは自覚症状が出ますから組手はしませんが、神経の疲れは無視してしまいがちなので注意が必要ですね。これは神様の警報だと思います。稽古で身体を壊すのは、何としても避けねばならない事です。

幸い明日もお休みですが、足の爪の問題もありますし稽古は軽めにします。