ラブリージャンプ

学ぶとは「真似ぶなり」なんて言い古された言葉があります。何やらお堅い出だしですが、何の事ぁありません。

うちの仔犬・福は、いつもお姉ちゃん犬ラブリーの真似をする。福は甲斐犬の血が強いので、性格や体質は血が繋がっていないラブリーと全く違うけれど、こと運動に関してはお姉ちゃんの真似から入る。

格闘や遊びはお姉ちゃんを真似て色々やっている。真似しているうちに、お姉ちゃんと全く同じやり方では駄目だと気づく。ラブリーと同じやり方では、ラブリーと同じことは出来ない。

真似から入るんだけれど、それを自分に合う方法に昇華させて行く。それはそれは本当に見事なモンです。ちなみに今、福はラブリーにジャンプを学んでいます。

居間のソファで寝ていると、突如、ラブリーが降ってくることがあります。背面に回って、90ｃｍの高さの背もたれを助走なしで軽々飛んで来て落下するのです。もっとも、これはまだまだ序の口で、正面から背面に向かって飛び越える、という技もお手の物。

今日は古いマフラーでの“犬じゃらし”をやりました。二人ともこれが大好き。ラブリーはジャンプが大のお得意。高い位置で“犬じゃらし”をひらひらさせると、水族館のイルカのようなジャンプを見せる。

ラブリーが飛ぶ間、福はじっと観察。んで、方法が分かったら「福にも貸してみ！」とばかりに前に出る。それが、ラブリーの飛び方にそっくり！

写真はラブリージャンプを見つめる福。勿論この後、「福にも貸してみ！」が出たことは言うまでもありません。まだまだ、ラブリージャンプには届きませんが、ゴキゲンでやっているので、家族みんなで褒めてやっています。

いつか、福までもがお昼寝中の“空爆”に来るのかと思うと、戦々恐々ですが…。