我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

サザエさん病

踏み込み


今日から社会復帰だ。長い休みの後だけに、ことのほか辛かったなぁ。

はっきり言って、この10日間、まっっっったく!仕事の事は考えずに、家の用事と昼寝・読書と太気拳の稽古に没頭させていただきました。仕事は、頭の片隅にすら置いていませんでしたね。

いつもの事、っちゃあいつもの事なんだが、それでも今までは日曜の夕方に、30分くらい業務ノート眺めて、頭の整理だけはつけていたんだけどな。

ここしばらく、勤労意欲が低下しているのは間違いない。会社へ行って仕事に向かえば、まあ、なんとかなるんだけどね。情熱が持てなくなっているのは確かなんで、無理に自分を追い立てずに、淡々とやることにしました。

そのうち、やる気も湧いてくることでしょう。心身にエンジンが掛からない状態の時ってあるからね。いつでもやる気満々ってのも気持ち悪いやね。

で、思ったんだが、出世コース乗るヤツって普段の業務に対する意識や姿勢が、ワシなんかとは全然違うんだろうな。フル回転かどうかはさておき、いつも心身にエンジンがかけられる状態なはずだ。

大企業の役員コースに乗るヤツなんかは、もう、仕事やるために生まれてきたような人間かも知れん。執念が違うのだろう。

相撲や囲碁・将棋はアマとプロで格段の差がある、という。これとて、資質よりは向き合う意識の差であろう。大相撲の力士やプロ棋士は、その道が好き、っていうだけではなく、所属しているっていうだけじゃ、満足に食えないんだから真剣さが違うよな。

拳法に対しては、俺、いつも前向きなんだけどね。心身のエネルギーが停滞気味なのだとしたら、得意分野でエンジンかけてやって、仕事にもその勢いを流し込んでみるかな。上手く行くかどうかは分からんけど。

今日は早く帰ってきたのに、雷で屋外稽古出来ない。こんな時は気分転換に武術関連のDVDでも見るかな・・・。