身体性について
毎日の日課の太気拳の朝稽古。今日は雨降だったが、多少の雨ならばグラウンドの端っこのバーベキューコーナーの屋根のおかげで何とかなる。
富山の破戒僧さんがブログに書いていた通り、雨の日の稽古は気持ち良い。横風が吹くと雨で濡れることも、気にならない。むしろ、自分が地球の一部であると感じさせてくれることに、有難さを感じる。
たまさか手先が器用ではない故に、ワシャいわゆる頭脳労働者をやっているが、本当は身体を動かす仕事が好きである。工場の事務所での“整理整頓の日”のゴミだしなんて、嬉しくなる。
山のような不要書類をシュレッダにかけ、袋詰めして何十袋と出す重労働。皆、これを嫌がりワシを重宝する。汗かいて飲む一杯の水が、どれほど美味しいかってのを、皆、知らないのかな?
身体性って大事だぜ。こういうことって日々実感していないと、すぐに忘れちゃって、頭でっかちな発言するようになるんだよね。
で、身体性を培っていると、近づいていい奴・悪い奴とかが、すぐに判断できるようになって行く。どうでもいい奴ってのには反応しないけど。
強い弱いもいいけれど、こういうことが武道家には一番大事だと思うね。いくら鍛えたって、大自然や野生動物の前には無力だから。人間なんて。