我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

極真小山道場審査会

4月1日は、世界総極真小山道場の審査会を見学させて頂きました。小山道場は福島の門馬道場に所属しており、したがって、審査会には門馬道場代表の門馬智幸先生がお越しになります。

極真から一度は身を引いていた鈴木先生が、再び極真に復帰することになったキッカケは門馬先生との出会いです。
鈴木先生のブログ:http://ilysuzuki.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-7cfe.html

小山道場の鈴木先生の号令で、その場基本、移動稽古、補強運動、型などを行い、最後は組手で締めました。二時間以上にわたって動きまくり、技術の正確性だけではなく、気力体力面での負荷が高い審査であると感じました。

一つの科目が終わるごとに門馬師範のコメントが入りますが、気力体力を振り絞る道場生に対し、あえて厳しいことをおっしゃいました。特に「心・意識の持ち方」について、口を酸っぱくして指摘をされました。

心身に負荷がかかった場面でこそ、心の在りようが問われます。平素の状態では問題ではない。太気拳の同門の方たちにお聞きしたいのですが、普段、きつい稽古をされていますか?自分のMAXに挑戦されていますか?放鬆とか脱力とか力に頼らないとか、耳触りの良い言葉を並べてごまかしていませんか?

放鬆も脱力も、普段の状態で出来てもそんなのは当たり前です。立禅や這いをやらんでも、そんなことは出来てアタリマエ。心身の負荷が増した時に出来るかどうか、そこが大事です。ハッキリ言って、何年も稽古していながら多少動き回っただけで息が切れるのは、稽古における意識の問題です。意識の持ち方次第で、身体は変わる。

門馬先生の動きを拝見すると、弛みない稽古を積まれていることがビンビン伝わりました。そんな門馬先生のおっしゃることだからこそ、そして、厳しい中に愛情を持って接しておられるからこそ、道場の皆さんも懸命に稽古するのだと改めて感じました。

審査終了後、門馬・鈴木両先生とともに小山駅近くの居酒屋に移動して夕食を頂きました。居酒屋さんでは、鈴木先生沖縄空手の先輩である赤心館代表の永山先生がいらしてました。永山先生には私自身お世話になったことがあり、約6年ぶりの再会でした。

極真空手沖縄空手太気拳の3者が出会う濃い集まりとあって、21時過ぎから午前3時前まで宴は続きましたとさヽ(^。^)ノ

左から、門馬先生、永山先生、鈴木先生、島村。

せっかくの素敵な出会いですので、コラボで活動が出来ればいいですね、という話が誰からともなく出ております。とても楽しみです!当ブログでもお伝えして行きますが、島村の日々の活動にご興味を持たれた方は、facebook をフォローして頂ければ、リアルタイムで面白いお話をウォッチできるかも、です。


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