原点
大人になって行く過程で常識を身につけることは大事なことである。常識は将棋の定石みたいなもので、とりあえず一つの指針となり得るモノ。だけど、常識に囚われて自分の能力を殺していないか、という観方も併せて身につけたい。
２月に稽古に参加させて頂いた極真武颯会の奥田勝巳先生が、６０歳にして昇段審査の６０人組手（！！）を完遂されました。技量は言うに及ばず、精神力・気力・体力・知力・・・すべてに抜きん出た素晴らしい指導者であり実践者です。
奥田先生のブログ：http://budokarate.exblog.jp/20436605/
我々太気拳は稽古方法や組手技術などの個々の方法論は、極真空手と相違があります。しかしながら、奥田先生のおしゃる「実戦の徒」というコトバは、我々にとっても原点です。少なくとも先輩面をするような立場に立ったら、この原点を正面から見据えて逃げてはならない。
人間は弱いもので、常に楽な道を探してしまうものです。様々な分野で、知識やノウハウで人を指導する方がいらっしゃいますが、武の世界にいる者はまずは「体現」ありきだと考える次第です。私も自戒せねばならんところですので、あえて当たり前のことを書きました。
太気拳至誠塾栃木支部は、太気至誠拳法（太気拳）を学ぶ武術・武道の道場です。武道初心者はもちろんのこと、武術・武道・格闘技で伸び悩んでおられる中級者以上の方も歓迎いたします。また、護身・健身（健康づくり）目的の方の参加もお待ちしております。稽古会場：小山市・栃木市・宇都宮市・上三川町。詳細は：http://taikiken-tochigi.jp/practice/
＜太気拳とは＞
中国拳法の流れを汲む武術。創始者・澤井健一が立禅と命名した「ただ立つだけ」の独特の鍛練法を核とする。
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