理論と実践
昨夜は世界総極真小山道場に出稽古させて頂きました。
この日の稽古のメインは総当たりで50ラウンドのスパーリング。半分はこの週末に昇段審査を控える鈴木先生（極真小山道場代表）のスパーリングパートナーとして、半分は自分の稽古と研究のためにお邪魔しました。
あまりガンガン打ち合わずに各自のテーマを追究する形での手合せですが、長丁場だし、やはり自由攻防なので白熱するとガンガンと打ち合うことにもなったりするわけで・・・。結構、疲れました(^o^)
太気拳は動きの根幹を創り上げることに修練の多くを割く。いわゆる具体的な「技」の稽古はもちろん行いますが、そこに重きを置かない。
あくまで動きの根っ子を掘り下げて、余分な行為を排除する。いわば抽象化・本質化の方向性に進む稽古体系であり、ここにハマり込むと「実践」「現場」からどんどん離れて行きかねない。
私としては他の流儀を学んでいる方にも、ぜひ太気拳を学んでいただきたいと考えています。それは例えば空手に太気拳の戦法を取り入れるとか、そういう狭い次元ではなく、動きの根幹を練り上げることで、生涯にわたって武の道を歩む土台を作るキッカケとして頂きたい、と思う。
だから・・・太気拳が理論倒れのモノであってはならない。そのためには私自身が身体を張って、他の土俵で稽古させて頂くことも時には必要ですね。“言うだけ番長”はイヤなので♡
今朝の稽古が、いつもよりちょっとだけきつかった事は内緒だけどね。
太気拳至誠塾栃木支部は、太気至誠拳法（太気拳）を学ぶ武術・武道の道場です。武道初心者はもちろんのこと、武術・武道・格闘技で伸び悩んでおられる中級者以上の方も歓迎いたします。また、護身・健身（健康づくり）目的の方の参加もお待ちしております。稽古会場：小山市・栃木市・宇都宮市・上三川町。詳細は：http://taikiken-tochigi.jp/practice/
＜太気拳とは＞
中国拳法の流れを汲む武術。創始者・澤井健一が立禅と命名した「ただ立つだけ」の独特の鍛練法を核とする。
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