我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

親分力

昨夜は宇都宮での稽古会終了後に、極真空手世界総極真小山道場)の忘年会に合流。この日は通常稽古ではなく審査会だったという事で、福島から門馬先生がお越しになっていました。

審査会では色々とドラマがあった由。特に、親子で稽古に来ているTさんの父子の組手。Tさんは自治医大のお医者さん。息子さんは小学6年ながら早くから空手を始めており、栃木のチャンピオンになったこともある試合巧者。普段の稽古の組手では息子のテクニックに翻弄されているお父さんが、この日ばかりはガチンコで攻め、左ミドル炸裂!当たり前ですが息子轟沈(-_-;)

お父さんが後輩として空手を始め、不器用ながらも(失礼!)必死に食らいついていく姿を見て、甘えん坊だった息子さんも少しずつ男らしくなってきた様子。人の真価は能力のみに非ず、その生きざまにあり!が私の信条の一つですが、生き様を魅せられる親父が少なくなっているのが心配ですな。

親にしても、上司にしても、先生にしても・・・人の上に立つ者は、率先垂範と実践が基本です。地球七周半くらい余計に汗かいてこそ、親分になれるんだぜ。人の親に成るんだって同じ。親がブレまくっているのに、子供がしっかり育つなんて無理でしょ。部下・子供・生徒の問題行動をあ〜だこ〜だ言うまえに、親分力身につけんかい!!


門馬先生曰く「ウチは黒帯が居心地良い道場にはしない」。門馬道場では黒帯に成るまでに10年かかることもざらではないそうです。毎日稽古で筋骨を軋ませて、痛い思いをしての10年です。そうまでして取った黒帯でも、黒帯になったことで満足して稽古を怠ればただの人。

慢心して心身が弛めば、必死で稽古する後輩に不覚を取る。だから組手を避けておいて、それでも先輩面をする。そういう「居心地の良さ」は私も要りません。別段、居心地の悪い道場にしようとは思いませんけどね。

今年も残り少ないけれど、気合入れて生きて行こうぜ!男気MAX!!(^。^)y-.。o○


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 中国拳法の流れを汲む武術。創始者澤井健一が立禅と命名した「ただ立つだけ」の独特の鍛練法を核とする。

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