身体と向き合う
本日、東京から響みか先生をお招きして『武道家のためのボディワークセミナー』を開催しました。
響先生は競技ダンスの世界でずば抜けた実績を残された方でありながら、現在はそこから離れ、動きの本質を追究して独自の心身のメソッドを確立された。
まさに“有り難い”御縁を頂いて、昨年から家内が定期的にご指導いただいている。私自身も数回御指導を受ける機会があり、その凄さと深さに圧倒された。
これは是非とも武道に焦点を絞ってご指導いただく機会を設けねば、と思い立ち、栃木にお招きした次第。
午前中は家内が教えるベリーダンスの方達が、そして午後からはわれわれ（太気拳）が教えを受けました。
様々な動きを題材に、予定を大きく超えて二時間半の濃密な御指導をいただきました。
指導の合間に見せていただいた響先生の動きはまさに“超絶”の一言。一同、唖然とするシーンが何度もありました。
私も長年武道の世界に身を置いて、これまでにも高い身体能力をお持ちの方に何人もお会いしていますが、これだけ身体を隅々まで知覚し遣いこなす方は、滅多にお目にかかれるものではありません。
ですが、それがいわゆる個人的な特質、すなわち筋力や柔軟性の凄さではなく、理にかなった動きと意識の用い方を追求し抜いて獲得されたものであることに、光明を見出せたのではないでしょうか。
身体能力とは、自己の身体と向き合い見つめる能力である、とのこと。これは深い言葉です。よくよく吟味して血肉としなければ・・・。
響先生のワークショップの終了後、同じ会場で太気拳の稽古会を実施。
推手とミット打ちをメインに一時間ほどの稽古でしたが、身体が研ぎ澄まされた状態で行ったので皆さん調子よさそうでしたね。
特にＯさんとＯＧさんが、良い音を出していたな。
有意義で濃密な時間の後は、懇親会。今日も楽しく武道談義で盛り上がったのでした♪
ご指導いただいた響先生、そしてお忙しい中遠くから参加された皆様、どうもありがとうございました！
太気拳至誠塾栃木県小山支部は、太気拳を学ぶ武術・武道の道場です。武道初心者はもちろんのこと、武術・武道・格闘技で伸び悩んでおられる中級者以上の方も歓迎いたします。
