我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

お勉強

8月は少し外に勉強に行ってきます。他流試合ではありません。もっと言えば、武術・武道や格闘技ですらなくって、純粋に“お勉強”。

徹底して強さを追求しようと考えたら、格闘術の追求だけでは限界がある。だって、それって“今の私”を鍛えただけでしょ?


武術を通じて練り上げた(つもりの)心身。他の身体活動分野の人たちと交わりあって身体でコミュニケート出来るのかどうか。出来なきゃそれは私が未熟な証し。

こういうの結構好きなんだよね。拳で語り合うのと同じくらい好きだね(笑)。


国粋主義の私であるが、異国情緒に触れるのも実は大好きである。異国の文化に触れれば触れるだけ、やまと文化の素晴らしさが分かるだろ?それと似ているね。


強い弱いではなく、純粋な心身のレベルがどれだけか、ということ。別に他との競争では全くないのだが、錬度も見識も低いところを晒せば、武術なんて太気拳なんてその“低”度!っていう認識を植え付けてしまうだろうな。


「俺のほうが強い!」なんて力んで見せても、そんな価値観が通用するのは格技のごくごく狭い世界だけの話。腕っ節が通用しない世界だから純粋に勉強できる。


自分の心身の錬度が足りないことがわかるっていうことは、それはそれで嬉しい。“伸びしろ”をみつけるということだから。

わくわくするねぇ。