我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

たばかっていると・・・


ある道場の話。

そこには一人、「マエ」を偽っていると思しき人物が居たりする。

武術の道場に入門する際に、前歴を聞かれることがある。私も、一応聞いておく。

色々な流派を転々として問題を起こしたり、あるいは他に本門があって技術の習得だけを目的に来る、という人も居る。こういう人はいつか問題を起こす。

もっとも、前者はソッコーでボロを出すし、後者は態度でバレバレだ。もちろん、俺ならどちらのタイプの人間にも、真髄は教えない。

支部では、ダブルスクール自体は問題にしない。が、仮にの話、少しばかり稽古をして太気拳を離れ、太気の技を自流のものとして喧伝することがあったなら、場合によりケジメを取らねばなるまい。

せまい武術の世界である。私程度の人間でも、長く関わっているだけに、その気になって探りを入れれば不審者の素性を調べ上げることくらい、訳は無い。

この世界、人をたばかっていると、大どんでん返しが来ちゃうからね。

まーねぇ、冒頭の話は今のところ証拠もないし、俺に直接は利害関係が無いので、生暖かく見守っておくとしよう(笑)。

ウチの話ではないよ。自分とこの話なら、ブログで書く前にソッコー確認だ。幸い、私の生徒さんは良い人ばかりです。ありがたや。ありがたや。