我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

佳き一日〜掛け試しとビッグハート

本日は充実の武活動を愉しみました。
午前は錬空武館館長・高久昌義先生主催の「掛け試し稽古会」にて様々な流派の方々との連続組手。前半2分・後半1分で60ラウンド。

あくまで稽古。勝負ではありません。立ち技限定で強打は行わず、とくに顔面攻撃は寸止め・当て止めが原則。お互いに威力をコントロールしつつ真剣勝負の緊張感を保ち、時にはお相手の得意と思われる領域にお付き合いさせて頂きながらの試行錯誤は大変貴重な経験でした。手が合う方、合わない方、手強いと感じる方・・・さまざまのタイプとお手合わせ出来ました。

自流内部だけの稽古では、ともすると「馴れ合い」になってしまうことがある。同じ流派同士ですから手の内は分かっていますし、さらに同じ道場同士だと得意技も分かっていますからね。ですから、上級者は他流との手合せも出来れば行った方が良いと、個人的には考えております。

稽古会後、高久先生および数名の方と昼食をご一緒させて頂き、情報交換&武術談義。稽古会に引き続き、高久先生にはお世話になりました。ありがとうございます!<(_ _)>

そして、帰りの電車でご一緒した空手古書同連盟の藍原総裁(笑)とビッグハート・大沢昇先生の話題になり、巣鴨で下車して大沢先生をお訪ねしました。

ツワモノどもの聖地・大沢食堂には、東京勤務時代に何度となく通いましたが、一昨年閉店。私は2012年の暮れにお伺いしたのが最後ですから、3年ぶりの再会ということになります。いろいろとここでは書けない話をたくさんうかがいました。とりあえず、大沢昇はいまだ健在。73歳目前にしてあいかわらず化け物ですわ。

ちなみに高久館長・藍原総裁ともに「大沢先生に掛け試しは知らせないでおこう。絶対に来ちゃいますからね!」ということで意見が一致しとります。

とても充実した最幸の一日でありました。ご縁に感謝!であります。



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