我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

視点

先日、ある集まりにお招きいただきまして、31歳にして4つも会社を経営するという社長さんとお話しました。集まりの会場となった飲食店のサービスの良さについての話題。

「お店のサービスの良さはメニューのコース・価格設定にも表れています。お小遣いで食べられるメニューから、高級志向のメニューまで、本当に分かり易いです」
「最近のお客さんは、?形のないサービス?を観るということが出来なくなりました」
「だから自分のサービスを目に見える形で提示するって、とても大事。あのお店はさりげなくそれを実行している」
「島村さんのお仕事(武道指導)はサービスと言い切っちゃうと問題なのかもしれませんが、売れないと(道場生が居ないと)お金が入ってこないわけで、そういう意味では道場の良さが目に見えることって大事だと思うんです」

事業家ならではの視点ですね。

生き残るということが兵法の大事であれば、武道家と言えどもこういう視点は大事だと感じます。分かる人だけが分かれば良い、という考え方もありますが、そんな事を言っている間に社会での存在価値を失ってしまっては意味が無い。

武技だけ磨いて居れば良い、という姿勢は現代においては人生の課題放棄ともいえます。武道家が武技を磨くのはアタリマエで、それを如何に社会に還元できるか、という視点が無いと、一種の引き籠りです。

太気拳という素晴らしい「道」に出会えたのですから、それを多くの人に学んでいただき、後世に伝えて行きたい。そのために、武の道・人の道に反すること以外はドンドンとトライして行こうと思います。


太気拳至誠塾栃木支部は、太気拳を学ぶ武術・武道の道場です。武道初心者はもちろんのこと、武術・武道・格闘技で伸び悩んでおられる中級者以上の方も歓迎いたします。また、護身・健身(健康づくり)目的の方の参加もお待ちしております。

太気拳とは>
 中国拳法の流れを汲む武術。創始者澤井健一が立禅と命名した「ただ立つだけ」の独特の鍛練法を核とする。

太気拳とは(詳細版):http://www.taikiken-shiseijuku.com/taiki.html

☆お問合せフォーマット(島村宛)http://my.formman.com/form/pc/AntTny9AIWHChfRQ/