我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

学び

24日(土)は大阪支部に指導ということでお邪魔して参りました。基本的な練と打拳、二人組での攻防練習と推手を行いました。稽古終了後は、支部の指導員の方達と夕食を。

大阪では第2週末が高木塾長の指導、第4土曜が本部指導員、第1・第3土曜が支部の黒帯指導員の指導、ということになっています(至誠塾HPより)。

いろいろと日頃の稽古指導に関する話を伺いました。大所帯の大阪支部を引っ張るべくご尽力されている様子が、少しわかりました。

そしてまた、これらの指導員の方を育てあげ、モチベーションを継続させる高木先生の“人づくり”の能力(才能?)についても。

私は小さい所帯(小山支部)である程度好き勝手なことを言っていますが、今後、弊支部を大きくして行こうと考えた場合、大きな視点で考えて行かねばならないことがある、と感じました。

何ヶ月かに一度、大阪にはおこがましくも上述の本部指導員という立場で行かせて頂いておりますが、此方が勉強させられることが多々あります。

高木先生の“引きよせ力”、“感化力”、そして“育て力”は一種の才能なのかな、とも思いますが、物事には仕組みというものがありますから、それを因数分解して学んで身につけられるところ=普遍的な要素 は学び取りたいと思います。

でもって、個人の資質は学べないので、そこはあきらめると(笑)。・・・いや冗談。個人の資質がかかわる部分については、私自身の固有の資質がどんなものかを探り、そこだけは自身の良さ(←あるのかな?)を出せば良いのでしょう。

太気拳の習得方法についても、きっと同じだな。師の言葉と見せて下さる動きから普遍的な部分、つまり最大公約数の基本を観取って徹底的にものにする。自分の独自の色を出すのは、その後です。

先生の下で学んで十年経とうとしているのに、今更こんなこと言っているんだから、困ったもんだの(笑)まぁ、身を以て(実感として)分かりつつある、ということで良しとしましょう!