我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

澤井イズム

酈シネマ?ではありません!



本日の稽古会には、不二流体術三代目宗家の大嶋竜太郎先生がお越しくださいました。今週は上京されており都内で色々と用事がある中来訪いただき、恐縮です。

大型台風の接近というあいにくの天候とあって、拙宅の稽古場で基本中心の稽古となりました。最後は組稽古で直突きに対する捌きと短刀捕りを行って稽古を締めました。

直突きの捌きと短刀捕りは、大嶋師範にも好きなように動いて頂き、こちらも良い勉強をさせていただきました。特に短刀の捌きについては不二流ではお家芸の一つで、様々な入り方を披露頂く。素晴らしいです。

稽古後は皆でうどん鍋をつつきながら懇親会。大嶋師範の戦場での体験やら異種格闘技との手合わせ、そして“シカンのエンダン”時代のお話などなど、色々出ました。今日来た人たちは、得しましたね。

来られなかった人達は、がっかりしないでね。これからもまた、こんな機会はあると思いますよ。

大嶋師範には拙宅に泊まって行って下さいと伝えましたが、明日の早い時間から用事があるとのことでしたので、駅までお送りしました。

さて、私は高木先生に伝授頂いている太気拳には誇りを持っています。立禅・這・練を軸に身体を練り上げれば、自然な動きを用いて危険を脱することが出来るようになる。それは確信を持っています。

さはさりながら、他と交流することで自分の立ち位置や目指すものを幅広く捉えることが出来るようになるというのも事実です。澤井先生も中国から帰国後に幾多の交流を経験し、また、自分の弟子たちにも経験を積ませたことはよく知られています。

大袈裟なことを言えば、私は澤井イズムをも継承して行きたい。もちろん、そこいら中のツマラナイ連中と付き合う気も時間もありませんけれどね。

とにかく、楽しいひと時でした。

旧友の畠山氏、そして氏の空手の師匠である沙人さん、このお二人にキッカケを作って頂いた御縁です。感謝!の一言に尽きます。ありがとうございました!!


【今日の一枚】
東映Vシネマのワンシーン??いえ、熱く武を語る大嶋宗家です。外は強風が吹いています。台風18号は日本上陸するのでしょうか??嵐を呼ぶ男ですな!