我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

短刀捕り(動画アップ)

16日(土)および17日(日)の稽古会では短刀捕りを行いました。
短刀捕りは前捌きの基本である迎え手・差し手・払い手が3つとも入っているので、前捌きの稽古として行っています。

動画1〜前捌き基本:http://www.youtube.com/watch?v=tCM3Y41LVfs
動画2〜前捌き1:http://www.youtube.com/watch?v=xQYFeWQ-Bp0&feature=youtu.be
動画3〜前捌き2:http://www.youtube.com/watch?v=ElU5uaf7YAQ&feature=youtu.be
動画4〜躱し:http://www.youtube.com/watch?v=2htUAX-9uZk&feature=youtu.be
動画5〜躱して転身:http://www.youtube.com/watch?v=QMhi1rMztgQ


動画1は基本の動きの解説。動画2は1の動作を一呼吸で行っていますが、身法を練ることに重点を置いた捌きです。ただし、腕を前に出すと必ず斬られますので刃物を前にしたら、体術のようには構えません(動画3)。

4,5は躱し(かわし)からの捕り手です。躱しは防御ですが受けではありません。躱しとは受け技を使わずに体捌き・足捌きで攻撃を外すことです。

ここまで解説しておいて夢を壊すようで悪いですが・・・素手で刃物に立ち向かうのはやめておいた方が身のためです。私も実は昔むか〜し立ち向かって斬らたことがあります(+_+) 幸い傷は浅手で、相手も取り押さえましたが。

どうしても、という場合は何か武器になるものを探してください。街であれば武器になるものは転がっています。何もない!けど立ち向かわざるを得ない!という場合には無傷では済まない覚悟と、そして、相手を潰す覚悟で立ち向かうことです(そういう状況になること自体が武術としては失敗なのですが・・・)。

自分が得物を持つにしろ持たないにしろ、相手の攻撃を外して接触した時の対応として稽古するのが良いと思います。動きと理を身につくまで反復稽古すれば、いざという時に身を護れる可能性が高まるでしょう。

人間、予期せぬ状況に陥ると動けなくなります。護身ということを考えた場合、それが一番怖い。だからと言って本身の刃物を使った自由攻防を行うのは、非現実的ですね。せめて、約束稽古で完璧に捌けるようになるまで練り上げること、そして気が上がらない心身の練磨が必須なのだということを、道場生の皆さんにはお伝えしております。


太気拳至誠塾栃木支部は、太気至誠拳法太気拳)を学ぶ武術・武道の道場です。武道初心者はもちろんのこと、武術・武道・格闘技で伸び悩んでおられる中級者以上の方も歓迎いたします。また、護身・健身(健康づくり)目的の方の参加もお待ちしております。稽古会場:小山市栃木市宇都宮市上三川町詳細は:http://taikiken-tochigi.jp/practice/
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 中国拳法の流れを汲む武術。創始者澤井健一が立禅と命名した「ただ立つだけ」の独特の鍛練法を核とする。

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