我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

5年先の稽古

Maison Asagao



本日は東京へ行かず小山に居る日。昨夜も犬どもとリビングで遊んで、そのまま爆睡。朝五時に愛犬達のほっぺたペロペロで起床。太気拳の朝稽古と食事を済ませ、娘の学校の体育祭を観に行く。

スッキリしない天候。降ったり止んだりを繰り返し、午後になって、競技の中止がアナウンスされる。明日、娘たち中学校から剣道開始組は初段の審査があるので、雨天の中での体育祭は中止になって良かったかも。

私もへんてこな姿勢で気温の低い中、窓を開け放して寝たので眠りが足りて居ないゆえ、雑用を済ませた後に昼寝。剣道に行く予定なのに、寝過ごしてしまう。

若干、遅刻だが急いで道場に向かう。最近、帰宅後に用事が入ることが多く、また、足の治療のためあまり竹刀を取っていない。不可欠のはずの金曜稽古も2週連続休んでいる。たまには先生方にお稽古を頂かねば。

基本打ち、地稽古、懸り稽古、とこなして短時間で息を上げる。竹刀を手に取ると、とたんに力を抜きにくくなってしまう。ここが課題です。

大昔、空手道の棍だとか、古流剣術の組太刀や杖など稽古した経験があるのだが、握りの幅や足幅、腰の落とし方、そして得物の種類などが異なるというだけで、バランスが変わって力の加減が難しくなります。

私の表芸は体術である太気拳なのですが、武芸十八般ではないですが、得物の稽古も多少はやっておくつもりです。スペシャリストにならないまでも、備えあれば憂いなしということです。

オタク的見地で技をコレクションするつもりはありませんが、“過去の実体験”を基に言わせて頂くと、引き出しは多い方がいいです。

それらのことを別にしても、幅広く身体を練る稽古にもなります。もっとも上述したように“表芸”をしっかり稽古しての話ですが。あくまで私は体術家であり、太気拳の拳法家であります(はしくれですが)。

表芸をキチンとやり込まないであちこち手を広げて好き勝手なこと言っていると、山形支部の不自由先生のブログで公開処刑されちゃうからね(←ブックマーク参照)。剣呑、剣呑、要注意です。

稽古後、先生のお一人に「良くなってきた」とおほめを頂きました。そして、今のように打たれることなんか気にせず基本に忠実に真っ直ぐ行くこと、とアドバイスを頂く。5年間そんな稽古に徹すれば、自然に打つ勘所を身体が覚え、強くて上手い稽古になるとか。

5年先の稽古ですね!よし、頑張るぞ!!

【今日の1枚】
ふと門の横の朝顔を見ると、カエル君がくつろいでいました。どうやって入ったんだろう??