請う、ご期待
本日の水曜稽古会は歩法における骨盤力と“無足”をメインに、打拳、仕掛けの研究などを行った。最近、組手を再開したのだが、心技体の総合力の向上、なかんずく身体づくりの重要性がひしひしと感じられる。
高木康嗣先生のご著書『太気拳で挑む』(福昌堂)の93〜95頁に「太気拳はパソコンのCPU」という項が出てくる。ぜひご一読いただきたいので詳細は紹介しない。・・・というより、わたしはパソコンに詳しくないので、その任に無い、と言った方が適切でありましょう。
今までも何度も書いてきたが、太気拳の核心は誰もが潜在的に持っている心身操作の根幹の力を拾い上げ、顕在化させることにある。
フィジカルがハードなら技術はソフト。これらも非常に大切な武道の要素であるのだが、この“根幹力”とでもいうべき能力でこれらを統合して、初めて生涯現役での稽古が可能になるのだろうと考えます。
少年時代からとにもかくにも稽古を続けて来て、このことに目を開く事が出来、そしてその具体的な方法論を学ぶことが出来たことは有難いことです。
近い将来、その時点での進捗を取りまとめて今稽古に来てくれている人達に伝えることが出来れば、と考えています。多少は稽古を進めていく上での指針になるかも知れません。
もっとも、これはなにも完成された体系が出来た、ということではなく○○年×月現在での状況をお伝えする、というだけのことです。また、誤解を避けるために身内だけで研究会形式でやってみるつもりです。
言いきっておかないと、なかなか重い腰を上げないのが人間と言うものですので、とりあえず支部塾生向けに宣言だけはしておきます。
・・・とは言え、私の中で稽古生の皆さんにお伝えできる客観的な言葉になり切っていないので、しばし熟成期間を頂戴します。
支部塾生の方は、「請う、ご期待!」であります