我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

血が滾る

昼食後に昼寝をしていたら、携帯電話が鳴る。嶋田雄大選手から、試合(WBA世界ライト級タイトルマッチ)の報告と、三度目の正直をかけて再起するとの宣言でした。

元気そうでした。「・・・前の試合で使った水に足を取られて、肉離れで全治三週間です。試合の間は気合で立って居たんですが、終わったら立てないくらいでした。悔しいですけれど、正直、まだまだやれるし差は感じていないんです。手応えありましたよ」

2Rで肉離れになってそのまま12Rまで闘うとは、本当にすごい精神力です。しかも、その相手はなんと言っても世界王者ですから(タイトルマッチですから当たり前ですけど)。

続行、と聞いて安心しましたよ。また応援に行けます。

私はトントン拍子に登って行く人よりも、踏まれても踏まれてもへこたれない不屈の闘志を持っている人を、応援したい。自分のやるべきことを知り、天の課す試練に耐えて前を向いて戦い続ける嶋田さんの生き様に触れ、自分も負けていられないな、と魂が熱く燃えたぎるのを感じます。

私達と同年代の親のなかには、十代の子供を使った代理戦争(勉強・スポーツなど)に熱中している人も随分と居るようですが、わしら、自分でケンカをやれる年代でっせ。代理なんか立てたら勿体ないだろ??

まだまだ血は滾っております!