我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

水曜稽古会(3/12)

だんだん暖かくなって、外の稽古にはいい季節です。花粉?そんなのかんけーねえ!と言いたいところですが、友人や生徒が苦しんでいるのを見ると、何とも言えませんな。

そんな春めいた本日、4名の参加者がありました(総勢5名)。

さて、今日のテーマも打拳。まぁ、太気拳はその名の通り拳法なんだから、打拳は永遠のテーマ。光の当て方が違うだけで、あらゆる稽古は根底で繋がっているもんです。

で、打拳ですが、手の人=陣の感覚を崩さないで打つこと、股関節で地面を捉えること、体重移動などなど、説明・練習・また説明…と繰り返す。

単独の動きを稽古した後、組稽古。蹴りへの反応の仕方、推手、掌打合せ。推手にしても、掌打合せにしても、今までの打拳の理を確認しながら進める。そして最後は全員(といっても4人ですが)を一人ずつ相手に組手。

年末私と組手稽古をした3人は勿論、初めて太気拳の組手を経験するAさんは、空手・他派中国武術経験者だけあって、組手そのものは問題なし。太気拳の動きが身につけば、どんどん伸びるでしょう。こればっかりは時間薬ですが。

皆、予想以上に成長していて頼もしい限りです。

稽古が始まる前に、ちょっと稽古参加の間が空いたAさんの近況報告がありました。お忙しい中に来てくれたことに感謝です。M君も普通なら今日の稽古は参加が危ぶまれた状況。

皆さん、時には色々な事情を乗り越えて稽古に来られている日もあるのだ、ということを再確認した次第。皆の思いに応えるべく、質の高い稽古を提供して行かねばならないと痛感する。

本日も稽古に参加頂きありがとうございました。