我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

水曜稽古会(5/14)

塾生5名+私の計6名での稽古。前半は立禅・揺・這から動きに入ってゆく導入部、そして歩法を伴う動き(歩法各種、炮拳の連続移動稽古など)を中心に、そして後半は相対稽古で前腕での当りと掌打合わせの多様なパターンを繰り返す。

最後は上体だけの手技限定組手に近い掌打合わせ。“掌打合わせ競技”になってしまわないように、あくまで稽古として間合の調整を重点に稽古した。推手は無し。

先週の日曜に実施した逆手の稽古もしたかったが、これは時間が足りなくて断念。

上述の逆手も含め、太気拳は全局面に対応できる体術という面があります。試合場での技術も否定しませんが、太気拳は“お手本”をパターン化して習熟すればOKというものではありません。

あくまで基本稽古から紡ぎ出されるモノを、どのように変化させて対応するのかが肝心になります。